■ まずは、日本企業情報株式会社を起業されたきっかけを聞かせて下さい。
学生の頃から企業がどのように今の日本を創り上げてきたのか、戦後の復興、激動の昭和、平成の失われた10年と言われていた時代の企業が社会や地域とどう向き合って来たのかに関心がありました。
最近になって特に企業の社会的貢献について興味があり、今後はかなり重要視される分野であると思い、こうした分野での何らかの関わりを考えていました。
以前の仕事で、大規模な災害現場の支援活動に何回か携わりました。混乱する現場では、各方面からの支援を有効に活用するシステムが未だ確立されておらず、特に企業様からの多くの支援を効果的に活用しきれていない現状を目の当たりにしました。企業様と支援活動とを混乱する現場でもコーディネート可能な何らかのシステム作りが必要だと強く感じました。
また、1999年に、安易な株式投資による損失から個人投資家を保護すること目的として、 長期投資ドットコム を立ち上げて、個人投資家に対する教育活動を行ってきました。それにより、様々な角度からの膨大な株式投資データの蓄積がありまして、そろそろ事業化して本腰を入れようと思いました。
左:弊社代表取締役社長 右:濱口氏(スカイパーフェクTVキャスター:チャンネル桜)
もちろんシステムは大切です。しかし、既存の技術で充分に構築可能だと思います。ただ、弊社と各企業様との信頼関係がないと、そもそもスタートラインに立てないのです。どこにも認知されていない弊社がいきなり 「災害の時に御社は企業として何か支援できますか?」 「地域とどう関わりたいですか?」 なんて言い始めても信頼関係がありませんから、あまりにも唐突で誰も相手にしてくれませんよ。
なるべく早く、システムを軌道に乗せるためには信頼関係を築きつつ、企業の情報も収集する必要があると考えました。
また、 長期投資ドットコム のデータとして、一般の消費者や個人投資家の方々がどんな企業情報を知り他が手いるのかのデータもかなり前から収集していますので、そうしたデータと企業IRとを何とかして有効に結びつけられないものかと考えていました。
■ なぜ、その答えが 「日本企業情報株式会社」 なのですか?災害や社会的貢献活動、株式投資とは一見して関係なさそうに思えるのですが・・・・。
そうですね、社名から想像すると全然関係なさそうですよね。
ただ、私はこのシステムの鍵はシステムそのものよりも、「経営者と、経営者が提供してくれる企業情報」であると考えています。万が一の時に何をどう支援可能なのか、あるいはどのように地域と関わりたいのかも大切な企業情報なのですから。

■ どちらかというと長期的な投資に向いている情報だと思いますね。
色々な投資関係のいやな事件が続いていますよね。
目先の利益と言うより、今後は長期的な投資を志す個人投資家が増えると思います。
しかし、長期的な株式投資をやろうと思っても、その企業の理念や配当に関する考え方、特徴的な技術・サービス、環境保全への取り組み、社会的な貢献活動等を効率的かつ手軽に比較検討できる株式情報サイトがないんです。これって長期投資にはとても重要な情報なんですよ。
実は、ずいぶん前から 長期投資ドットコム の会員様から、このようなサイトを作って欲しいと言われていました。
短期的な見通しや、業績、難しい数値、アナリスト情報、有価証券報告書等が掲載されているサイトは星の数ほどあるんですけどね。
また最近は「もの言う株主」と言った姿勢が方々でクローズアップされていますが、株主がものを言わなければならない経営者が居るような企業には、そもそも最初から投資するべきではないと思いますね。
そう言った意味も含めて 『@企業情報ナビ』 や 『長期投資ドットコム』 を活用して、企業を知ってもらい、長期的な優良安定株主と企業とのパイプ役になれたならと思っています。
■ 安定株主が増えれば、より安全で安定した株式市場が実現できるかもしれませんね。最後に夢を聞かせて下さい。
『@企業情報ナビ』、そして 『長期投資ドットコム』 を通じて、消費者及び個人投資家と企業とが共に豊かになれたら良いなと思います。そんな、世界に誇ることができる、成熟した社会環境や株式市場を構築したいですね。
また、この支援システム(仮称:日本災害復興支援ネット)により、一人でも多くの被災者を苦痛から解放し、社会的貢献としての新たな企業価値を創造できたならと思います。
私も投資には関心がありますので今後も是非使わせて下さい。
<インタビュー後記>
明確なビジョンへの自信、やり遂げるための情熱を端々に感じ取ることができました。支援システム(ネットワーク)の完成には紆余曲折が予想されますが、こうしたものを寄せ付けない程の勢いを感じことができるCEOでした。
実際の災害の現場等を経験している数少ない貴重な経営者だと思います。その経験を生かせることは、かなりの追い風になるはずです。
正直、この支援システムが実現すれば日本が変わるかもしれません。
田川社長のCEOとしての手腕と日本企業情報株式会社の今後を関心を持って見守っていきたいと思います。
■ なるほど、それで 「日本企業情報株式会社」 なのですね。
はい。そこでWEBサイトとして『@企業情報ナビ』を立ち上げました。
ただし、企業情報と聞くと一般的には投資家対象の感じがしますよね。
しかし、投資家を主対象とした狭い範囲の情報発信では将来的な目的を達成するためには意味がありませんので、先ずは双方向性を重視し、全ての消費者の方々に興味をもってもらい、様々な場面で活用が可能な企業情報ポータルサイトにしようと考えました。
具体的には数値的な情報や一方的な配信はやめにし、全ての消費者様が楽しめつつ、投資家の方々にもお役に立てる、ひと味違った企業情報ポータルサイトを目指しています。
インタビューアー 濱口和久
・スカイパーフェクTVキャスター(『日本文化チャンネル桜』等)
・NPO法人日本産業危機管理協会 理事
・全日本能率連盟認定マネージメント・コンサルタント
主な著書 ・『機は熟した!甦れ、日本再生。』(オプサイブ)
・『日本を守る決意』(ハーベスト出版)
■ インタビューに先立って、構築途中の『@企業情報ナビ』を拝見させてもらったのですが、
ポータル化されれば個人投資家レベルでも充分に活用できる内容だと感じました。
そう言ってもらえると本当にうれしいです。 投資家が銘柄を選択するときにも活用してもらえるように、情報のカテゴリー分けを行っています。
ユーザーである消費者、つまり学生や主婦、個人投資家の方々が知りたい情報と、企業が強調して伝えたい情報とを効率的にマッチングさせることが可能なシステムを構築しています。
■ 弊社代表がスカイパーフェクTVキャスターの濱口氏からインタビュー取材を受けました。